2024年07月22日 09:49
いごこちいいよは、障がい者向け無料オンライン教育システム「こころ学びステーション」サービスを開始する。
発達障害や知的障害などを含む精神障害全般、またその他の心理的・行動的な特性があっても、確定診断されていない「グレーゾーン」の人々の中には、自分に合った仕事が見つけられない、応募してもなかなか採用されない悩みを持つ人が多くいる。いごこちいいよの会長・下村俊樹さんは、自身が障がいによる就職の困難に直面し、行き場のないグレーゾーンならではの生きづらさを体験した。そして同じような悩みを持つ人々をサポートしたいという思いから、自身が運営する就労継続支援B型事業所で「こころ学びステーション」の教育システムを日本で初めて考案した。
「こころ学びステーション」は、通常の職業訓練のようなITスキルやビジネスの講座だけでなく、心との向き合い方や、幸せに生きるための考え方など、自己啓発・メンタルヘルスの講座が充実している点が特徴だ。今後は、全国の就労継続支援事業所やグループホームにこのサービスを提供する。現在、すでに6つの就労継続支援B型事業所への導入が進んでいる。各事業所へのシステム導入の際は、事業所の担当者に本システムへの理解を深め、技術や考え方を学んでもらうための教育支援も行う。システムを導入して終わりではなく、その後もスムーズに運用してもらうため、半年間かけてしっかりとサポートする。