山口市は、米ニューヨーク・タイムズ紙の「2024年に行くべき52カ所」に日本で唯一選出されたことを契機に、山口の豊かな歴史と文化を体験できる特別ツアー「山口市大内文化体験ツアー」の販売を行う。

ニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」で、世界各地の旅行先の中で山口市が3番目に選ばれた。評価を受けた地域で大切に育まれた歴史、伝統、文化と、そこに住む人々の温かさを体感してもらう「交流」をキーワードにしたコンテンツ造成に取り組んでいる。この取組の一環として、観光庁「特別な体験の提供等によるインバウンド需要の拡大・質向上推進事業」を活用し、ニューヨーク・タイムズ紙に紹介された「山口祇園祭」を中心とした、大内氏ゆかりの歴史文化コンテンツを生かした体験ツアーを以下のとおり造成・販売する。

「山口祇園祭コース」は、山口祇園祭の伝統と熱気を体感する特別ツアー。山口祇園祭は、大内弘世公が1369年に京都の祇園社を勧請し、1459年に祇園祭を取り入れたこの祭礼は、今も息づく歴史的行事。このコースでは、SLやまぐち号での津和野観光や山口祇園祭の御神幸神輿担ぎ体験（または特別観覧席）を楽しめる。最終日には大内蹴鞠体験を通じて、山口の伝統文化に浸りながら地域住民との交流を楽しむ。

ほか、「山口七夕ちょうちん祭りコース」や、山口市の豊かな歴史と文化を気軽に体験できる日帰りプランを用意している。