2024年07月16日 15:52

柔らかいロボットの実用化を目指すソラリスと、鉄道を中心にあらゆるインフラ業界のデジタル化を進めるCalTa。両社はミミズ型管内走行ロボット「Sooha」で撮影した映像データを活用し、デジタルツインソフトウェア「TRANCITY」上で3D・点群データを最適生成できるサービスを開始した。配管内を自在に移動できる世界初のミミズ型管内走行ロボットSoohaをTRANCITYに対応させることで、配管内部をデジタルツインで再現し、設備管理の効率化に寄与する。
ソラリスが提供する「Sooha」は、空気圧人工筋肉でミミズの移動様式をロボット化した、従来技術では困難だった直径100mm等の小口径配管内を自立走行できる世界初のロボット。ヘッド部に搭載されたカメラで配管内部の動画を撮影することが可能。
一方、CalTaが提供する「TRANCITY」は、スマートフォンやドローン、ロボットなどで撮影した動画データをアップロードするだけで、電子地図上に3D・点群データを自動生成。時系列表示バーで管理が可能なデジタルツインソフトウェア。
今回、Soohaで撮影された配管内の動画を使い、最も高品質に3D・点群データが生成できるよう、SoohaとTRANCITYを最適化させることで、配管内部がデジタルツイン空間に効果的に再現される。これを用いて、配管内部の損傷箇所の位置や長さの特定が可能となり、設備管理の効率化に寄与する。