2024年07月05日 12:04

ピースウィンズ・ジャパンが運営する「ピースワンコ・ジャパン」は、7月13日、福岡県大野城市に、九州初となる保護犬の譲渡施設「福岡譲渡センター」をオープンする。

「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」は、本部の広島を拠点に全国9か所のシェルター・譲渡センターで「日本の犬の殺処分ゼロ」を目指して活動・支援を行っている。「保護犬と出会える場所」として、これまで約4300頭を里親につないできた。今回、九州初の譲渡センターができることで、九州エリアに住む人々にとっても犬を飼う選択肢の1つとして、保護犬に目を向けてもらいやすくなる。

「福岡譲渡センター」は、2階建ての広さ約150平方メートル、犬舎が16ある施設。駐車場も完備している。また、施設の犬同士で遊んだり、見学者や里親希望者が犬と触れ合える室内ドッグランを備えており、里親希望者の先住犬との相性を見るときにも利用できる。

これまで、ピースワンコ・ジャパンは、かつて、犬の殺処分数でワーストだった広島県で、広島県の愛護センターから殺処分寸前の犬たちを引き出し、譲渡センターから里親のもとへと繋げる活動をしてきた。2022年度の九州での殺処分頭数は、環境省の発表によれば500頭を超え、全国での頭数が2434頭であることを考えれば、非常に多い状況が続いている。ピースワンコとして、引き続き、広島のワンコたちの命を救うことに全力で取り組みながら、まず、福岡県での「殺処分ゼロ」を、そして、九州での「殺処分ゼロ」を目指していく。

ピースワンコ・ジャパン