2024年07月01日 09:06

福島県・穴原温泉の旅館「匠のこころ吉川屋」は、7月1日より、地元産の桃を献立の全てに使用した「桃会席」を夕食とした宿泊プランの予約を開始する。
現在の社長、畠正樹さんが七代目として吉川屋を継いだのがコロナ禍の中にあった2022年。それまで観光バスで訪れる団体客がメインだったため、大幅に客足が減少していた。そこで改めて福島県の統計データなどを用いて、利用者が福島に何を求めているか、期待するイメージを調べるとまずは温泉、そして次が「フルーツ」だった。そこで特に、福島県の県北地方(福島市を含む)が全国に誇る名産の「桃」に振り切った企画を次々と開始した。桃会席もその企画の中の一つとなる。
桃会席には、地元の果樹園(吉川屋の目の前の果樹園も含む)から直接買い付けた桃をふんだんに、およそ2個半使用している。種類によって異なる、固さ、甘みと酸味のバランスなどを考えながら、生産者との話し合いや試作を繰り返し、当館料理長が1年かけて完成させ、昨年の福島市の「ふくしまピーチホリデイ2023」に合わせて提供を開始、好評のため今年も実施する。
「「ふくしまの桃」果実をこだわりの創作和食「桃会席」で味わう夏限定プラン」は7月1日~8月31日提供。料金は2名1室利用時、1名2万5300円(税込)から。※1泊2食付。※入湯税150円は別途。夕食は桃会席。朝食は郷土料理と、野菜を中心としたヘルシーなビュッフェ。