2024年06月25日 09:50

国際文化会館は、「第一回 国際文化会館ジャーナリズム大賞」の受賞作品とファイナリストを発表した。
国際文化会館は、多様な世界との対話に不可欠であるジャーナリズムの発展のために、グローバルな視点を持ち、活躍するジャーナリストを支援することを目指し、本年から「国際文化会館ジャーナリズム大賞」を創設した。本賞は、綿密な取材やデータを元に調査を行い、日本と世界との関わりの中で生じる新たな可能性と課題に光を当てた報道を表彰する。「多様にして包容力と活力のある自由主義と民主主義を育てるジャーナリズム」を力づけたいという思いから、相互理解と共存・共生のあり方について感動と洞察を与える報道を顕彰し、日本におけるジャーナリズムのさらなる発展を目指す。
第一回目となる今回は、「日本と世界の関わり」に様々な観点から光を当てた64の作品の応募があった。様々な分野で活躍する6名の選考委員(委員長:林香里、東京大学大学院情報学環教授)が議論を重ね、大賞、特別賞、オピニオン部門賞の受賞作品及びファイナリストが決定。大賞には海外貿易や知的財産保護に異なる角度から意義ある報道を行った2つの作品が選出された。大賞受賞作品は、「中国に狙われた⼯作機械 核開発のサプライチェーンに抜け⽳」を初報とする⼀連の報道(日本経済新聞社)、「“冤(えん)罪”の深層〜警視庁公安部で何が〜」(NHK「冤罪の深層」取材班)。受賞者及びファイナリストを招待した表彰式が7月17日に開催される予定だ。