2024年06月20日 13:09

ピープルの「ピープル赤ちゃん研究所」は、芝浦工業大学と、デザイン工学部デザイン工学科の授業「プロジェクト演習8」において授業内連携を開始する。

ピープルは、赤ちゃんの観察を通じておもちゃをつくるおもちゃメーカー。1982年に玩具事業を始めて以来、赤ちゃんの行動にはすべて意味があると信じ、赤ちゃんにとって本当に必要な商品開発をするために「赤ちゃん観察」を続けてきた。

「プロジェクト演習8」は、学部3年生の必修科目。デザイン工学科・益子宗先生の演習授業では、学外の企業やステークホルダーから課題を発掘。アイディア提案、サービスや製品のプロトタイプ制作まで行い、一連のデザインプロセスを実践している。

今回ピープル赤ちゃん研究所から、学生に投げかけた課題は、研究所が行っている「赤ちゃん観察のためのシカケ(アイテム、システム)」のデザインとプロトタイプの作成・提案。6月13日に芝浦工業大学で行われたオリエンテーションでは、ピープルの商品開発ステップや、そこから生まれた赤ちゃん研究所の活動を紹介しながら、「赤ちゃん観察視点」を伝えた。

今後は、実際に「赤ちゃんをあじわうワークショップ」に見学・参加し、「赤ちゃん観察の現場」を観察、赤ちゃん観察をより充実させるアイディア(アイテムやシステム)をデザインしてもらう。最終日の7月25日には、プロトタイプ発表会およびモニターテストを実施。赤ちゃんと保護者を招待し、赤ちゃん観察の場を設け、アイディアの可能性を探索する。