2024年06月17日 10:05

特許庁は、6月14日より、「ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム(VC-IPAS)」知財専門家の公募を開始する。

革新的な技術やアイデアを基に創業するスタートアップにおいては、技術・アイデア等の知財が主な財産であり、競争力の源泉となっている。しかしながら、スタートアップにおいては、知財に関する知識を持っていなかったり、知財戦略の立案等にかけるリソースが不足していたりするため、コアとなる知財が十分に保護・活用されず、競争力を失ってしまうことが課題となっている。

本プログラムでは、ベンチャーキャピタル(VC)へ弁理士・弁護士といった知財の専門家を派遣し、VCを通じたスタートアップへの知財戦略構築等の支援を行う。派遣された専門家がVCと協働し、知財戦略構築等の支援を通してスタートアップの成長を加速するとともに、VCのスタートアップ支援業務における知財の取り扱いに関する知見の獲得及び知財業務運用能力向上を支援する。今回、本プログラムにおいて、VC及びVCの支援先スタートアップに対し、知財面での成長を牽引してくれる知財専門家を広く募集する。

本プログラムでは、登録した知財専門家の人々の中から、採択されたVCが抱える課題や支援先スタートアップの分野、課題支援ニーズに合わせて、継続的に派遣活動を行うメインメンターまたは、スポット的に派遣活動を行うスポットメンターの就任を依頼する。

登録募集期間は6月14日〜2025年3月28日まで。

IP BASEウェブサイト(募集要領及び登録フォーム)