2024年06月14日 15:02

富山県高岡市で400年以上続く伝統産業を引き継ぐ若手職人・問屋の団体、高岡伝統産業青年会 (高岡伝産)は、8月3日、「高岡KIDSクラフツーリズモ」を初開催する。これは、小学5年生・6年生を対象とした夏休みの自由研究企画として、職人による解説のもとものづくりの流れや面白さ・課題を学べる工場見学・ものづくり体験ツアー。
伝統工芸の産地 高岡のみならず、いま全国でものづくりの業界は多様な変化が求められている。本企画は、今の高岡の伝統産業を牽引する30代・40代の若手職人が多様な価値観を持った「10年後のものづくり業界の風雲児」を育みたいという想いからスタートした。
本ツアーでは、ものづくりの技術や過程だけでなく、高岡の伝統産業に従事する職人と交流。そのなかで、業界の可能性や課題、また「職人として働くこと」や「職人の仕事観」に触れることができる。普段はなかなか会えない職人の働く姿を見ることで、子どもたちの世界が拡がることも特徴。リアルな職人の仕事現場を体感できるので、ものづくり(手仕事)や高岡の伝統産業の歴史に興味がある、将来は職人やデザイナーなどものづくりに関わる仕事をしてみたい、という子どもにおすすめ。
開催は8月3日10時~15時30分予定。場所は富山県高岡市内 複数工房。対象者は小学5年生、小学6年生、参加費5000円 (税込)/人。本企画は、鋳物コースと漆器コースの4コース・24名限定で、定員になり次第締め切り。詳しくはこちら。