2024年06月13日 13:05

ダイイチ社は、2023年に発足した「明治おいしい牛乳 モーモーリサイクルラボ」プロジェクトに参画。紙パック再生糸を用いた生地に牛柄のモチーフをプリントしたランチマットを製作し、参加した1年生に贈呈した。

千葉県我孫子市立布佐小学校では、紙パックリサイクルを体験する出前授業「みて・つくって・おくる!あたらしいリサイクルの教室」の後篇を実施。上級生となった児童たちが、牛乳パックのリサイクルの方法を1年生に伝えるワークショップを行った。その中でダイイチ社は、紙パック再生糸を用いた生地に牛柄のモチーフをプリントしたランチマットを製作した。

同社はSDGsが定められる前から、ユニフォームを扱う上で環境に対して取り組んできた。ユニフォーム業界で環境保全に向けて実施していることは、使用済みユニフォームの回収や環境に配慮された素材の使用などが中心。そうした取り組みを続ける中で、世の中には色々なリサイクル素材があることを知り、紙パック由来の糸に出会った。リサーチする中で、ペットボトル回収率よりも紙パック回収率が低いこと、そして近年減少傾向にあることを知ったという。

日本での紙パックリサイクルは1984年に始められたものの、いまだ飲料用紙パックの回収率は約30%。後発として1993年に本格化したペットボトルの回収率94.0%に大きく後れをとっている。そこで「牛乳でスマイルプロジェクト」に参画。明治主催の施策の中で、タオルの製作に続きグッズ制作を担当する機会を得て本製品を作成した。