2024年06月07日 15:23

ニトリホールディングスはSustechと連携。「FIP制度」を利用した余剰電力活用型の太陽光発電の稼働、及びニトリグループ他拠点への供給を含めた再エネ循環の実現に向けて準備を進め、2024年度より本格稼働を開始した。

本件は、「FIP制度」を利用した、自社設備の屋根上における太陽光発電プロジェクトとしては、日本最大級のプロジェクト。2022年7月に導入を決定して以来、Sustechと協業しながら、FIP制度への申請や、余剰電力活用に必要な発電予測・需要予測精度の向上など、稼働に向けて準備を進め、この度ようやく本格稼働に至った。

全国に店舗網・物流網を持つニトリグループの強みを最大限活かし、太陽光パネルの設置に適したフリースタンディング型(独立型)店舗に加え、店舗の7倍ものパネルが設置可能な大型の物流拠点などに順次パネルを設置。全国規模で太陽光発電インフラの構築を目指していく。

さらに、パネルを設置する拠点には、屋根全体にパネルを敷き詰めて、自拠点で使用する分以上の発電を行う。余剰電力は、Sustechが開発した電力プラットフォーム「ELIC」を活用して、パネルが設置できないニトリグループの他拠点(インテナント店舗や屋根上が駐車場の店舗等)に供給。発電したエネルギーを余すことなくグループ内で最大限活用できる仕組みにした。その結果、一般的な自家消費型の太陽光発電に比べて3倍以上もの温室効果ガス削減が可能となった。