2024年06月07日 15:18

秋田県立秋田中央高等学校は、「Ai GROW(アイ・グロー)」を秋田県初の事例として有償導入した。6月13日15時15分より、高校1年生210名が「Ai GROW」を受検予定。

「非認知能力」は、現代の不確実で変化の速い時代を生き抜き、幸せな人生を切り拓くために必要な力と言われている。一方で、正解を問う従来の学力テストに比べ評価基準が曖昧になりやすく、多様な能力を含むため測定が難しい。そこで同校では昨年度、補助金利用により、非認知能力を中心とした多様な能力を客観的に測るIGSのツール「Ai GROW」をトライアル導入。課題解決の実感を得て、この度の有償導入につながった。

「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れている。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、25種類もの能力を公正に可視化することができる。

加えて、「Ai GROW」では、受検回数によらず年間の利用料を一定としており、生徒の能力やその変化を定期的に測定することが可能。これにより、測定した能力データを活用し、「どのような教育活動が、どのような能力育成に貢献したのか」を効果検証することができる。例えば、文化祭の前後にAi GROWを受検することで、生徒が文化祭を通して具体的にどのような能力を伸ばしたのかを可視化することが可能。詳しくはこちら