2024年06月06日 18:53

加藤製作所は、このたび同社の油圧ショベル「REGZAM」シリーズの新型機種として、23tクラス「HD823MR-8」の販売を開始した。当機は、現行機の後方小旋回型モデルを踏襲しつつ、最新の排出ガス規制に適合した新エンジンを搭載。燃費の向上に加え、低騒音化を実現した。
「特定特殊自動車排出ガス規制2014年基準」に加え、最新の排出ガス規制(欧州Stage V)にも適合。また、「低騒音型建設機械」として定められた騒音基準値よりもさらに6dB 以上を下回る製品として、「超低騒音型建設機械」の指定を申請中。加えて、一定の燃費基準を達成した燃費性能の優れた建設機械として、「燃費基準達成建設機械認定制度」における2020年燃費基準の100%達成の認定を取得。
また排出ガス後処理ユニットを搭載。効率的にDPF内のフィルターに堆積した粒子状物質(PM)の燃焼・再生化を実現し、DPFのメンテナンスサイクルの延長およびメンテナンス時の負担を軽減している。さらに、現行機同様の掘削力と旋回速度と操作フィーリングを継承しながら、新採用エンジンの特性を活かし出力性能を向上させることで、より力強くスムーズでストレスの無い操作フィーリングを実現した。
また、新型ラジエータの採用に合わせエンジンのレイアウトを変更し、ヒートバランス性能を向上。これに伴い冷却水量、作動油量の従来機比約10%低減を実現するなどメンテナンスコストを削減する。標準小売価格2500万円(税別)より。