2024年06月05日 09:04

食文化が運営するインターネット通販、豊洲市場ドットコム/うまいもんドットコムでは6月、さくらんぼ産地で増加している「双子果」を全国の消費者のもとへ届けるため「双子さくらんぼ」として商品化した。

栽培が盛んな山形県では今年、多くの「双子果」が実っている。さくらんぼの「双子果」は実がふたつ、くっついて生育したもので、正規品として出荷できない規格外品。商品にならないため、通常は摘果作業で間引いてしまうが、2024年はあまりにも多く作業が追い付かなかった。一方で「双子果」が多いため、正規品のさくらんぼの収穫量は減ってしまう。「双子果」が多い原因として県は、2023年の夏の猛暑で花芽の生育が異常に進み、めしべが2本になってしまった花が多かったと想定している。

豊洲市場ドットコム/うまいもんドットコムでは双子果を「双子さくらんぼ」として取り扱うことを決めた。写真や紹介文で丁寧に説明ができる、というインターネットの通販という特性を生かし、消費者の方にも納得された上で、お取り寄せをしてもらう取り組みとなる。

栄養が分散され、さらに種がふたつあるので可食部は少なめだが、そのまま食べても美味しい山形さくらんぼ。着色が明るいものはさわやかな味なのでジャムやコンポートなどの加工におすすめだ。

「双子さくらんぼ」は6月5日ごろより収穫でき次第、順次出荷。6月23日頃までは佐藤錦、それ以降は紅秀峰の品種に切り替わる予定だ。

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