2024年06月04日 15:44

Oishii Farm Corporation(オイシイファームコーポレーション)は、ニュージャージー州にて、サステナビリティと自動化を追求した、世界最大級の植物工場「メガファーム」を稼働させた。

メガファームは、サッカーコート3面分以上に相当する2.2万平方メートルもの敷地面積を有し、温度・湿度・二酸化炭素・光・風速などのあらゆるパラメーターを自動制御することにより、いちごの成長に最適な環境をつくり出している。また、AIを用いた独自の技術により、室内でのハチによる受粉を可能にし、年間を通して高品質な日本のいちごを生産する。

メガファーム内の農場は完全閉鎖型の植物工場であり、外の気候に左右されることなく、完全無農薬での栽培を可能とした。本メガファームは旧プラスチック工場を再利用して建設されており、新たな水の循環システムを導入することにより、使用した水の大半を再利用することにも成功。また東京ドーム約5個分に相当する20万平方メートル の太陽光発電所に隣接しており、そこで作られたグリーンエネルギーを利用する。

農場ユニット内では、ロボットが24時間いちごの成長を見守りながら、完熟したタイミングで自動収穫し、オペレーションを効率化。さらに、250ものいちごの栽培棚を可動式にすることで、農業管理者やロボットが効率的にオペレーションできる環境を構築した。各プロセスにおける生産性向上により、前農場と比較して、20倍もの収獲量を目指す。