2024年05月30日 16:10

シンポ社は、水素インフラ整備を中心に水素調理器具の製造等を手掛けるH2&DX社会研究所と共同で、水素を利用した新時代の無煙ロースター開発プロジェクトを始動する。
日本政府の、2050年のカーボンニュートラル宣言から4年。無煙ロースターのパイオニアメーカーであるシンポ社は、電気式無煙ロースターの開発・製造・販売に力を入れ取り組んできた。現在、同社の主要取引先である焼肉店は、化石燃料ガスの無煙ロースターを設置している店が多く、飲食業界の中でガスの消費が多い業態であると言える。
また、EUの共同研究センターが主導した調査によると、世界で排出される温室効果ガスの3分の1は「食」に関係。飲食店の厨房で使われるエネルギー(厨房用のガスおよび電気)は、店舗全体の消費エネルギー量の50%を超えるというデータもある。
シンポ社は無煙ロースターのパイオニアメーカー。1980年に無煙ロースターを発売して以来、40年以上にわたり焼肉店を中心に国内・海外併せて今まで約2万件の納品実績がある。より環境に配慮した無煙ロースターの開発が今後の業界を守り、更なる発展に繋がる。同社ではそうした考えにより、水素コンロの開発および販売でも世界唯一の実績を持つH2&DX Inc.と協同。早く・おいしく、そして環境にもやさしい水素を熱源とする無煙ロースターの開発を、2025年上期を目標として着手する。