2024年05月30日 13:01

ダイバーシティ工房は、5月1日、千葉県市川市に新たな障がい者グループホーム「Liberte 宮久保(リベルテ宮久保)」を開設した。

運営母体であるダイバーシティ工房は、千葉県市川市を中心に子育て家庭の支援の活動を行うNPO法人。保育園や発達障害をもつ子どもを対象とした学習支援、10代~20代の女性を対象とした自立援助ホーム、子どもの居場所運営など、多様な事業を展開している。自立援助ホームやシェルター等の運営を通して、経済的な困窮のみならず、過去のトラウマによる精神疾患や発達障害の特性を持つなど、複合的な課題を抱える若年女性たちと出会ってきた。そうした女性たちが施設を出て自立して暮らすには、様々なハードルが存在する。安心して暮らせる環境で専門的な支援を受けることで、自立へのステップを踏み出せるよう、女性専用のグループホームの立ち上げに至った。

「リベルテ 宮久保」は、京成線「京成八幡」駅から徒歩約20分の場所に位置し、4人の入居者の受け入れが可能な施設。介護福祉士の有資格者が常駐し、発達障害や精神疾患に精通した職員が入居者を支援。手作りの温かい食事や医療連携など、女性が安心して暮らせる環境を整える。「Liberte」とはフランス語で「自由」という意味。どんな背景を持った人でも、自分らしくそれぞれに合ったくつろげる空間になることを目指している。介護福祉士であるサービス管理責任者は、障害者支援施設や自立援助ホームでの経験を有しているため、複雑な背景を持つ利用者の受け入れ・サポートも期待できる。

リベルテ宮久保HP