「足立ブランド」認定企業である森谷製作所も掲載された「足立ブランド認定企業紹介冊子」が2024年3月末日にリニューアル。リニューアルを記念して、「足立ブランド認定企業紹介冊子」を森谷製作所から10名に送付する。依頼はこちら。

森谷製作所は、「線材加工」を得意とする町工場。創業者は人力加工、二代目は機械加工、三代目はコンピュータを使った加工と、その形態を進化させながら技術を継承してきた。60年もの時間をかけて蓄積された高い加工技術に、多くの顧客から信頼が寄せられている。

線材とは、さまざまな鋼材の中でも最も断面が小さく、線状の物のことを指す。そして「線材加工」とは、線材を製品にするにあたって、要望に合わせて形に加工すること。主には線材を曲げる加工を指すが、場合によっては溶接や組み立てなどまで含むこともある。

さまざまな線材加工の中でも、森谷製作所では特に「3次元」の立体的な曲げ加工を得意としている。これはX、Y、Zの３方向に対して線材を曲げるという複雑な加工であり、立体的な構造を持つ製品や、その部品などに必要とされる。

同社では3次元の線材加工に特化した最新の設備（3次元CNCオートベンダー）を整え、顧客の要望に応えるほか、自社の新製品開発にも力を入れている。3次元CNCオートベンダーは、従来の曲げ加工機と異なり、金型が不要なことが大きな特徴。これによって、製作期間とコストを大幅に削減することができるなど、多くのメリットがある。