2024年05月24日 15:46

12月28日まで、戦国時代にゆかりのあるお城を巡るスタンプラリーが開催されている。中日本高速道路事業エリア内(滋賀県、静岡県、岐阜県、愛知県、福井県)の15カ所にあるお城を巡りスタンプ(デジタル御城印)を集めると、特別な賞品が貰える。

各県を周遊するコンテンツとして大垣市が主催するこのスタンプラリーは、昨年より3城増えて全15城となり、今回から新たに福井県坂井市の現存天守「丸岡城」も参加する。

「丸岡城」のある坂井市丸岡町は、福井県の北部に位置し、城下町として発達してきた。全国のシェアの70%を占める織ネームや美術工芸品「越前織」も発達するなど、歴史・食・ものづくりと、さまざまな魅力にあふれている。

現存12天守の一つ丸岡城は1576年に柴田勝家の甥「柴田勝豊」が築城し、江戸時代以前の天守が現存する12の城のひとつ。合戦中に大蛇が現れて霞を噴き、城を隠したという伝説があることから別名「霞ヶ城」とも言われている。素朴のなかに垣間見える匠天守台の石垣は加工の少ない自然石を積んだ「野面(のづら)積み」。一見隙間が多く粗雑に見えても、水はけが良く大雨でも崩れにくい匠の技で積まれている。福井地震で一度は倒壊した天守を復活させたのもまた、匠の技。柱や梁などは7割以上が江戸時代からのもので、倒壊前と寸分たがわず修理された。

お城LINEスタンプラリーは4月26日~12月28日。詳しくはこちら