2024年05月24日 12:58

京都精華大学が運営する京都国際マンガミュージアムは、第23回日本マンガ学会大会の一環として、シンポジウム「マンガと〈展示〉」を開催する(主催:日本マンガ学会)。

京都国際マンガミュージアムは、京都市との共同事業で2006年に開館した日本初・日本最大規模のマンガ博物館。京都精華大学の「国際マンガ研究センター」が中心となり企画・展示を実施している。「日本マンガ学会」は、さまざまな分野の研究者が集まり「マンガ」について考察しているアカデミックな団体だ。

「マンガ展」がマンガをめぐる営みの一部としてすっかり定着したなかで、マンガを美術館のような場所で展示することの意味や、ビジュアル・ナラティブとしてのマンガ表現が、単行本や雑誌といった媒体から展示空間へと置き換えられることによって被る変化など、「マンガを〈展示〉するとはどういうことか」をめぐる論点が次々と浮上してきている。また、グローバル化、作家自身や出版社による企画開催への関わりの増大など、「マンガ展」をめぐる状況は今なお変化し続けてもいる。今回のシンポジウムでは、これまでも多くの展示が開催されてきた京都国際マンガミュージアムで、こうした「マンガ展」の現在について、理論面・実践面からそれぞれ捉え直すことを試みる。

料金は2000円、学生・学会員1000円(ミュージアムへの入館料は別途必要)。日時は6月23日11時〜16時30分。予約は不要(先着順・当日10時30分より受付開始。定員:200名)。会場は、京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル)。

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