2024年05月24日 12:28

Homedoorが運営するシェアサイクル・HUBchari(ハブチャリ)において、2024年4月に利用できるポートが500を超えた。

本サービスでは、「バイクシェア」アプリの登録後、マイエリアを「大阪市 HUBchari」に設定し、会員情報を入れるだけで大阪市内500ポートで30分165円~で利用が可能。電車やバスでは移動が不便なエリアも、シェアサイクルがあれば楽々移動。借りた場所に返す必要がなく、目的地の近隣で返却ができるため、移動の自由度が高まる。

HUBchariの母体は、ホームレス支援団体である認定NPO法人Homedoor。路上生活を余儀なくされた人は身分証や携帯電話を持っていないなどの理由により一般就労が難しく、自転車を駆使して街を回りアルミ缶などの廃品回収で生計を立てている人が多い。その点に着目し、ホームレス問題と自転車をかけあわせた就労支援事業としてHUBchariを開始した。

2017年よりドコモ・バイクシェアの電動自転車および遠隔管理システムを導入。バッテリー交換などの業務も増え、利用者増・収入の安定にもつながり、シェルターの増床など新たな支援を行えるようになった。

7年間で生まれた約4億2000万円分の売上のうち、設備費・管理費を除く全額をホームレス支援に役立てている。シェアサイクルを利用するだけで、社会問題の解決に寄与できる手軽さもユーザーから好評。シェアサイクルの利用が高まることで放置自転車対策にも貢献する。