2024年05月23日 16:31

パナソニック ハウジングソリューションズは、不燃軽量造作材エアリライトルーバーを5月7日に受注開始した。本製品は材料に不燃紙を採用することで、従来のアルミ製のルーバーと比較して約70%の軽量化を図った。軽量化により建築躯体への負担を軽減し、災害時等での空間の安全性の向上が期待できる。また安全性の高いノンアスベストの天然鉱物を主とした無機系不燃紙の表面に、同社の軽量天井材のエアリライトと同等の化粧シートを採用し、不燃認定を取得。
本製品は、在来工法(鋼製下地)と組み合わせて施工が可能。基材が不燃紙なので現場での加工も容易にできる。また、化粧シートの木目柄とルーバーエッジの形状にこだわり、天然木の表情を再現。木目柄を4柄、単色を3柄の7柄で、同柄でコーディネイトが可能な「天井材」と「不燃壁材」を品揃えした。
地震災害時の空間の安全性の確保や施設の機能存続のためには、天井材について地震対策が必要。また2019年4月施行の「改正労働基準法」が定めた猶予期間が終了し、建設業界でも2024年4月より時間外労働の上限規制が実施された。そうした中で、今まで以上に限られた労働時間内で、効率的に建設現場の作業等を行うことが求められている。
こうした課題を解決すべく、同社では不燃軽量造作材として不燃紙を基材とした天井用ルーバーを発売。施設の安全性と意匠性の向上はもとより、施工者の負荷軽減についても配慮した。