2024年05月23日 12:46

オール・デンタル・ジャパン(ADJ)は、注射の不安を解消することで自院のファンをつくる歯科用開創器「ぶるぶる君」を開発した。本機に歯鏡の形状をしたヘッドを下向きに装着し、ヘッド接触部位から3mm以内の範囲に刺入する。局所麻酔注射の際、先に電源ONしてヘッドを麻酔部位に接触させるだけなので誰でも簡単に使用できる。

ADJは、毎月第一金曜日にADJ定例会といった交流会を開催しており、先生たちの情報交換や交流をはじめ、協賛企業のプレゼンテーション、特別講師の講演を実施している。定例会での会話の中では、麻酔の注射が苦手な患者の話題が頻繁に飛び交うという。この痛みを軽減できれば、患者の不安を少しでも払拭する治療をスムーズに進めることができるはず。そんな歯科医師の声を多く耳にして開発したのが歯科用開創器「ぶるぶる君」。

「ぶるぶる君」のヘッド部分はTPX(R)(ポリメチルペンテン)を使用し高い透明性を持っているので、貧血帯まで見える。ヘッドの形状は厚みがあり円形なため、デンタルミラーに慣れている歯科医師にとって操作性が良い。また本体はプラスティックのため軽量となっており、充電式なので訪問診療での持ち運びが可能となっている。

歯科用開創器「ぶるぶる君」を導入することにより、少しでも歯科治療を受ける際の不安や恐怖を軽減できればと考える。また、患者にとってより快適な環境を提供することで、自院のファン作りに貢献する。定価2万5000円(税込)。