2024年05月21日 15:54

マンガアラビアは、日本法人「マンガインターナショナル合同会社」の設立を発表した。
この発表は、東京で開催された式典で行われ、サウジアラビアと日本の双方から出版社を含む関係機関、メディア関係者が出席した。この一歩は、国際市場への進出を目指す戦略の一環であり、日本の出版社とのパートナーシップや協定に続く歩みとなる。
サウジ・リサーチ&メディアグループ(SRMG)の子会社であるマンガアラビアは「マンガアラビア(ユースおよびキッズ)」雑誌の印刷版およびデジタル版を発行している。同アプリのユーザー数は195カ国以上で800万人を超え、印刷版はアラブ世界の220カ国以上で毎月40万部以上が無償配布されている。またアラブ世界のクリエイターの育成にも注力しており、今までに170人以上の人材を輩出している。
マンガアラビアは、これまでにもいくつかの漫画を英語・中国語・マレー語に翻訳しており、サウジアラビアの文芸出版翻訳機関と連携し、新たなファン層獲得を目指し、いくつかのサウジアラビアの小説を漫画にして紹介しており、マンガインターナショナルではこれらの業務を踏襲する予定だ。
マンガアラビアおよびマンガインターナショナルの代表であるブカーリ イサムさんは、「マンガアラビアはコンテンツ産業を通じ、日本や世界の出版社等とパートナーかシップを築いている。マンガインターナショナルでは、マンガアラビアの経験を活かし、日本の漫画の魅力を更に多くの国々へ展開させていきたい」と述べている。