大阪府内において公社賃貸住宅SMALIO（スマリオ）を提供する大阪府住宅供給公社は、6月1日に茶山台団地において、「16棟マルシェ～茶山の丘の小さな文化祭～」を開催する。

公社では、泉北ニュータウンの茶山台団地（堺市南区）をリーディングプロジェクト団地と位置付け、地域コミュニティの衰退といった課題解決を図るため、2015年より団地再生に取り組んでいる。その一環として、パートナー事業者と協働し、空き部屋を活用した複数のコミュニティ拠点を作り、地域のまちづくりに取り組んできた。これらの取り組みの成果により、30代以下の新規入居者数が増加し、空家率が2015年度末の約17％から2023年度末は約8％になるなどの効果が表れている。

団地再生の取り組みから生まれた16棟マルシェは、住民やコミュニティ支援事業を手がけるパートナー事業者と共に作る1日だけの小さなマルシェ。2020年の第1回開催から回を重ねるごとに成長し、昨年は270人以上の来場があった。

既存の建物や今ある資源を活用して、団地暮らしの楽しさや豊かさを再確認。「食べる・買う・学ぶ・体験」の1日を一緒に楽しむこと。そして、モノを再利用するリユースやリサイクルだけでなく、「モノに新しい価値や有用性を見出す＝アップサイクル」を楽しみながら見直す機会となることを目指す。詳しくはこちら。