2024年05月15日 20:31

ハウス食品グループ本社とJFEエンジニアリングは、「多拠点一括エネルギーネットワークサービス」の稼働を、4月より開始した。

本サービスは、ハウス食品の静岡工場で発電した電力を、ハウス食品グループの国内関係会社・事業所に融通するものとなる。本サービスの導入にあたり今回新設された大型のガスコージェネレーションシステムは、約1万2000世帯相当の発電能力を有し、同様のシステムを活用した同一企業グループ8社18拠点への電力融通は、拠点数として国内最多となった。

JFEエンジニアリングがハウス食品の静岡工場内に発電施設(ガスコージェネレーションシステム)を建設・運営し、「電力」と「熱(蒸気、温水)」を供給するサービスを提供。同施設で発電した電力を、静岡工場内で使用するほか、発電と同時に発生する副産物の熱を「蒸気」と「温水」に変換し、同工場の生産活動に有効利用。静岡工場の余剰電力と、JFEエンジニアリンググループが保有する低CO2電力を、送電ネットワークを活用して8社18拠点(ハウス食品グループの大阪本社、東京本社、千葉研究センターやグループ会社事業所)に供給する。

ハウス食品グループは、気候変動など様々な環境課題を解決に向けて、これからもCO2削減の取組みをグループ全体で進めていく。また、JFEエンジニアリンググループはエネルギー分野をはじめ、利用者のカーボンニュートラルに向けたトータルソリューションをワンストップで提供していく。