2024年05月14日 15:45

優れた製品・技術を持つ事業者を広く認定し区内外へPRする「足立ブランド」。認定企業であるよろず自動車も掲載された「足立ブランド認定企業紹介冊子」が、3月末日にリニューアルされた。

足立ブランド認定企業であるよろず自動車では、業界の先がけとして油性塗料から水性塗料に転換した。従来の油性塗料は光化学スモッグやPM2.5などの原因になる「揮発性有機化合物(VOC)」を多く排出する。現在、世界中でVOCの排出は厳しく制限されるようになった。しかし日本国内においては、未だに多くの自動車板金工場で規制対象である有機溶剤入りの油性塗料を使用しており、低VOCの水性塗料への転換が不十分。

同社は、住宅密集地域に立地していることから、2001年より他社に先駆けて油性から水性塗料への転換に取り組み、自動車板金塗装の技術を確立させてきた。水性塗料はVOC揮発性有機化合物の含有量が極めて少なく、作業者にも周辺環境にも優しいという大きなメリットがある。その一方で、従来の油性塗料よりも乾燥に長い時間が必要となるなど、取り扱いに手間がかかる。しかし、技術や環境の向上、優れた水性塗料の登場により、美しく耐久性が高い塗装と環境への負荷軽減の両立を実現できるようになった。

よろず自動車ではキズ・へこみなどの修理時の板金塗装に、環境先進国ドイツの水性塗料「STANDOX」を使用。車全体のオールペイントにも対応しており、夢のカスタマイズも環境に配慮しながら実現できる。