2024年05月08日 13:02

humorous(ユーモラス)は、高輝度蓄光を利用した非電力サイン「ナイトコンシェルジュ(R)」の3Dモデル(特許出願中)を正式に商用化し、5月13日よりテスト販売を開始する。特別な工事をすることなく地面や施設に直接設置が可能な立体形状プロトタイプの改良を進め、製品化の目処が立ったことで、テスト販売を開始。当面は予約制の受注生産となる。
現在の暗闇対策は、暗いまま放置か、照明灯設置の事実上の2択となっている。後者の場合、無条件に照明設備や電気工事、高騰する電気代や維持管理など、費用的にも運営的にも施設事業者の負担となる。また、CO2削減の観点からも環境に不要な負荷をかけ、世界的潮流からも逆行する側面も。
「ナイトコンシェルジュ」は、避難標識などに使われてきた蓄光素材をもっと創造的に活用するプロジェクト。2022年に国土交通省のモデル事業として社会実験が実施され、9割の利用者から継続設置を希望する声が上がり、その後実用化された。4年ぶりに開催された隅田川花火大会の会場運営をはじめ、道路空間、公共施設、アウトドア施設、イベント会場、工場内施設など、多様なシーンで展開。暗闇対策の新ジャンルとして、今後も多くの場面での活躍が期待されている。
「多摩イノベーションエコシステム促進事業」における令和5年度リーディングプロジェクトに選定された実証モデルは、自然環境下での電源確保が難しい状況下で、照明灯に頼ることなく、安全かつ快適な場内誘導を実現した。詳しくはこちら。