2024年05月02日 15:53

シードは、生産力の増強を実現するため、2023年9月よりシード鴻巣研究所(埼玉県鴻巣市)敷地内に既存の生産棟である2号棟の別館の建設を進めていたが、今回計画通りに完成し、4月30日に竣工した。

同社は、国内外でのコンタクトレンズの需要拡大への対応として、安定した商品供給と今後の成長戦略を実現するため製造設備の増設を進めている。シード鴻巣研究所は、2007年7月に埼玉県鴻巣市に竣工し、現在、生産能力「5800枚/月」でコンタクトレンズの製造能力では国内最大を誇る。2026年1月には4号棟竣工を予定しており、生産設備を増強し安定した商品供給と今後の成長戦略の実現を目指している。今回新設した2号棟別館への製造設備導入後の本格稼働によりシード鴻巣研究所のコンタクトレンズ生産能力は「約6500万枚/月」となる見込みだ。

同社は、今後も商品供給力の強化および顧客のニーズに合った様々なコンタクトレンズの開発製造体制を実現することで市場競争力を高めていく。海外展開においては、アジアおよびヨーロッパ地域を中心に50以上の国と地域に展開しており、「Made in Nippon」の品質力を訴求し、海外市場での業容拡大を加速させ、さらなる企業価値の向上に努めていく。

所在地は、埼玉県鴻巣市袋1030−7。2号棟別館の竣工は4月30日。

シード