オリエンタル技研工業は、最先端の実験や初期の生産環境を必要とするサイエンス領域のスタートアップや新規事業に取り組む企業が利用できるレンタルラボ「X/S（イクシーズ）ワークサイト」を4月1日、茨城県つくば市にオープンし、24日にグランドオープニングイベントを開催した。

同イベントには経済産業省、つくば市をはじめとする行政、大学、研究機関、金融機関、民間の化学・製薬会社などから、スタートアップの支援・共同研究などに高い関心を持つ約80名のゲストが参加。本施設のビジョンや社会的意義を共有した。

X/S Worksiteは、建築・設備機器といったハード面、マッチングや資金調達機会の創出、労働安全衛生などのソフト面の双方から、サイエンス分野において社会貢献と事業成功を目指すスタートアップを支援する。

ラボの立ち上げには設備の導入などに多くの負担がかかる。X/S Worksiteではそんな負担を軽減し、最短で研究活動を始められるよう、実験台や流し台をレンタルラボに標準装備。追加設備や工事に関しても、メーカーとしての専門性を活かし、柔軟に対応することが可能。

組織や分野の枠を超えたコミュニケーションの発生を促進する仕掛けを盛り込んだカフェやマグネットスペースを完備。バーベキューができるテラスも併設しており、入居者が食事やリフレッシュに利用できるだけではなく、チームビルディングのためのイベントや、外部の方々にも開かれたコミュニケーションの場としても活用できる。

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