2024年04月26日 12:55

コスモ女子アマチュア無線クラブは、4月15日、人工衛星「Emma(エマ)」を日本航空宇宙研究開発機構(JAXA)に引き渡した。

コスモ女子アマチュア無線クラブは、宇宙業界で活躍したい女性中心の宇宙コミュニティ「コスモ女子」から、発足・独立した団体。宇宙開発の経験のない女性たちが主体となり、人工衛星を打ち上げることを通して、「宇宙は手の届かない遠いものではなく、誰でもチャレンジできる」ことを伝えたいという想いで活動をしている。コスモ女子アマチュア無線クラブは、性別や経験、専門性などは関係なく、中学生から60代の人まで、様々なバックグラウンドを持つ仲間で構成されている。

人工衛星「Emma」は、キューブサットと呼ばれる、質量約1kg、一辺が約10センチの立方体をした手のひらサイズの人工衛星。「Emma」の名前は、神社にお願い事を書いて奉納する「絵馬」から名付けた。みんなの願い事の乗り物として、みんなの願いを宇宙に届ける。2024年中にロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれ、その後ISSから放出される。「Emma」のミッションは大きく3つ。皆の「想い」や「願い」をEmmaにのせて、宇宙へ届ける「宇宙絵馬」、Emmaから送られてくるデータを利用する「おみくじ」、Emmaが宇宙から地球の美しい姿を撮影した写真を地上に届ける「写真撮影」を実行する予定だ。他にもたくさんの人に楽しんでもらえるようなミッションを考えている。

コスモ女子アマチュア無線クラブ