2024年04月26日 09:29

栗田工業は、顧客の工場などの現場における水処理を遠隔監視するクリタグループ独自のクラウド型サービス「S.sensing WEB2.0」の提供を、4月から順次開始した。

「S.sensing」は、工場のユーティリティー全般やプロセスなどの水処理設備において、水質・温度・流量などを計測し、その計測結果にもとづく水処理の傾向予測や操業への影響評価などの自動解析と、解析結果にもとづく薬品の注入量の自動制御により、最適な水処理を実現するサービス。「S.sensing」で取得するデータをクラウド上に保管し、そのデータを活用した遠隔監視機能を提供する「S.sensing WEB」は、時系列でのデータ、自動解析結果のレポートやグラフなどを容易に確認することができ、水処理設備の安定運転はもとより、設備の生産性向上や環境負荷低減などにも貢献するサービスだ。

今回提供を開始した本最新版は、水処理の状況を表示することやデータなどを活用するための管理画面の利便性の向上により、顧客における設備の点検・管理業務のさらなる効率化を支援する。また、現場の水処理データの取得間隔を大幅に短縮することで、水の使用量の最適化やトラブルの早期発見につながるなど、顧客の水処理現場のいっそうの操業の安定化に寄与する。

クラウド型遠隔監視サービス(S.sensing)紹介ページ