2024年04月25日 12:50

THIRDが提供するAI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」は、建物の遠隔管理を実現する新機能「遠隔監視オプション」を提供開始する。

「管理ロイド」は不動産管理会社向けのAI-SaaSソフトウェア。無料のアプリを使用して点検、検針、清掃報告などの入力を行えば、事務所への帰社後の報告書作成業務が不要になる。これにより、不動産管理実務のペーパーレス化、労働生産性の向上、遠隔確認などが実現できる。

「遠隔監視オプション」機能では、中央監視装置のBACnetデータや外付けセンサー等のデータを管理ロイドと連携することにより、管理ロイド上で物件の遠隔監視を行い、設備管理業務に建物データを利活用することができる。具体的には、複数物件における中央監視装置の警報情報の統合管理や、各種設備機器の運転データの自動集約による点検工数の削減、設備機器の不具合発生に伴う発報情報の一括管理・応急処置などの設備員のアサインが遠隔で行うこと事が可能になる。

少子高齢化に伴い深刻化する人手不足やインフレによる人件費高騰などの要因により、不動産管理業界の経営環境が悪化している。とくに人手不足は顕著で、採用が進まず管理物件を減らさざるを得ない不動産管理会社も出てきている。そこで同社は、これまで不動産管理の実務に使われてこなかった中央監視装置のデータを管理ロイド経由で利活用することにより、不動産管理品質を向上しながら不動産管理業務の工数削減を実現できると考え、本機能を開発した。

管理ロイド