2024年04月24日 15:33

三菱総合研究所(MRI)は、大丸有SDGs ACT5実行委員会と共同で、2021年度から2023年度までの3年間、大丸有エリアにて、SDGsアクション促進事業を実施。行動変容等の効果を確認した。
MRIが行ったのは、企画・運営する地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring(R)」のポイント機能等を活用したSDGsアクション促進事業。毎年5月ゴールデンウィーク明けの月曜日から11月30日までを、ポイント付与期間に設定。SDGsアクションに対して付与されたポイントを、特典や寄付などに利用することでSDGs活動の誘発やSDGs消費を促進した。
調査によると、2021年度から2023年度まで3年間、各年7カ月間、SDGsアクションを提供したことで、エリアで誘発されるSDGs活動件数が増加。また、2022年度と2023年度は同じアカウントで参加が可能であったことから、活動量や活動の幅の広がりが見られた。同一ユーザーのSDGsへの意識定着や行動変容が深化したことがうかがえる。
またアンケート調査では、約7割の人がSDGsアクションへの参加が健康的な生活に影響があったと回答。さらに、SDGsアクションへの参加は自身の価値や意義を実感する場として有意義だと感じた人が9割以上を占めるなど、SDGsアクションへの参加が個人のウェルビーイング向上に有用であることを確認した。