2024年04月24日 15:21

ダイヤモンド社は、国内最大級の食品メーカー「味の素」の元副社長が日本企業特有の実情に沿って書き下ろした企業変革の本「会社を変えるということ─社員と企業が成長し続けるシンプルな本質」を、4月24日に発売する。
本書の著者は、味の素の元代表取締役副社長・福士博司さん。副社長就任後は、パーパス経営とDXを導入することで、わずか3年でPBR(株価純資産倍率)を1倍から3倍にするという経営成果を残した。そんな福士さんが、新卒からの40年間、壁にぶつかり続けたのが、味の素のような日本企業、特に大企業や伝統企業にありがちな「企業文化・風土」。年功序列などの制度やルール、忖度やあうんの呼吸などの空気の読みあい、変化を恐れてリスクを避ける保守的な考えが、企業の成長を妨げていると言う。本書は、そんな日本企業特有の実情に沿って書き下ろされた、これまでにない企業変革の本だ。
本書では、味の素で実際に起きた出来事を例に挙げながら、その解決方法と変革のポイントを解説している。抽象的な理論ではなく、具体的なエピソードが伴うため、読者にも臨場感を持って伝わる。全社級の巨大プロジェクトでも成果を出せる「7分割法」、自社商品に新しい付加価値を生み出す「キロ単価の法則」など、実際に味の素を変革に導いた著者のオリジナル理論も多数掲載している。「企業文化・風土」をどのように変え、いかにして「成長」に導くかをまとめた本書は、日本企業が停滞感から抜け出すための多くのヒントが詰まっている。
定価は1760円(税込)。発売日は4月24日。