2024年04月23日 15:11

時間や場所、行動に制約を伴う市民の多様なニーズにこたえるため、千葉商科大学、NTT東日本及び市原市で連携し、行政におけるメタバースの活用に関する検証を実施する。

市では急速に進化するデジタルの力により、地域課題の解決や付加価値の創出につなげる取組を進めている。今回、市民の多様なニーズに対応していくため、メタバースを行政への新たなタッチポイントととらえ、行政の窓口サービス充実化などへの活用方法を検討する。

そのため、当該領域に知見のある千葉商科大学 人間社会学部教授・鎌田光宣さん、またかねてよりメタバースに関して共同で意見交換等を行っていたNTT東日本に対して協力を要請。3者で検証を実施するに至った。

まず、市民のメタバースへの関心度や利用実態などを把握・分析するにあたり、鎌田光宣教授及びゼミナールに所属する学生が、チバニアンを題材にしたメタバース空間を制作した。現地に来ることが困難な人にもその魅力を発信するため、現地を再現した空間を作成するとともに、アバターを介してチバニアンの魅力の説明会を行える空間なども作成している。

今後、チバニアンの空間を活用し、集客イベントなどを実施して、利用実態等の課題を把握。また、チバニアン以外の市の資源を活用した空間を新たに構築し、複数の空間への一元的な入り口となる空間を設けることなどにより、市民がメタバースを利用しやすい環境の整備を進めることを検討する。