2024年04月22日 19:45

吉川国工業所は、2030年までにCO2排出量を35%削減する(2022年比)目標の達成に向けた取り組みの一環として、「環境省・二酸化炭素排出抑制事業」の採択を受けた製品の発売を開始した。

今回発売したのは吉川国工業所オリジナルブランド「like-it」で人気の大容量コンテナー「スタックアップコンテナ―」の型を活用した商品。発泡成形とCNFを採用することで、LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から、これまでの製品に比べて約8%のCO2を削減することに成功した。削減量は約1.5kg。CNFとは植物由来の結晶遷移を超微細化したもので、鋼鉄の1/5の軽さで鋼鉄の5~8倍の強度を有するといわれ、現在その製造並びに実用化開発が本格化している。

本製品は成形時に窒素ガスを注入する物理発泡成形によって、プラスチック量を削減。さらに軽量化にもつながり、使うときの負担はもちろん物流時の環境負担も軽減できる。また見た目もこれまでに無い高級感を演出する。日用品成形メーカーとしてこの技術を取り入れたのは日本で初。

また全ての植物の基本骨格物質であるセルロースナノファイバー(CNF)をポリプロピレンに複合させる事で、強度を上げる事とプラスチックの削減を両立させた。CNFと発泡成形を組み合わせる事で、シックで落ち着いた部屋にもなじむ色とデザインとなっている。販売ページはこちら