2024年04月22日 15:52

トリプルアイズの顔認証勤怠システム・AIZEが、大規模自治体では初めて、東京都世田谷区の会計年度任用職員の出退勤管理システムに採用された。
世田谷区では、会計年度任用職員の多様な職場環境と多様な働き方を踏まえ、勤務時間の適切な把握方法と管理業務の効率化を模索してきた。これまでは紙の出勤簿に出勤時間と退勤時間を記入している状況であり、紙管理の煩雑さや、給与の減額の対象となる休暇実績を給与へ反映するための確認作業の負荷が課題となっている。
そこで、紙管理を脱却するための新たな取り組みとして、今回の顔認証による勤怠システム(会計年度任用職員出退勤管理システム)の導入に至った。世田谷区の本システム導入拠点は本庁舎をはじめとして、保育園や学校、図書館など約500カ所にわたる。対象となる職員数は年間を通じて約5000~5400人の範囲で任用されており、年間の延べ任用人数は約6400人を予定。約3カ月の要件定義・開発・構築期間を経て、8月よりシステム稼働・運用の予定。
顔認証のための端末は、同社の顔認証勤怠運用のこれまでの経験から長期安定運用とコストの両面を踏まえタブレットを使用し、クラウド上の当社画像認識プラットフォーム・AIZEと連携。本システムでは、有給休暇も含めた勤怠と休暇情報が可視化できるUIを構築し、より効率的な勤怠管理を実現する。