2024年04月19日 19:49

サグリ社は、この度、新たに開発した同社の農地マッチングサービス「ニナタバ」を提供開始する。また、これまで尾道市において実施してきた実証実験の成果を踏まえ、尾道市で導入されることも発表した。
同社は、衛星データ(Satellite)×機械学習(AI)×区画技術(GRID)を掛け合わせ、農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発ベンチャー企業。このたび提供を開始する農地のマッチングサービス「ニナタバ」は、全国の農地所有者と作り手・担い手(農家)をつなげ、農地の利用を促進するサービスとなる。
日本の農業は、高齢化などにより農地が手放され、耕作放棄地が増加するという問題を抱えている。尾道市農業委員会では、令和5年度に県内の他市町に先駆けて始めた市の農地バンク制度を始めた。今年度ニナタバを導入することで、農地バンクを地図によって見える化。また、更なる対象農地の増加に繋げ、市外の農家にも候補となる農地を知ってもらうきっかけとなると考える。
サグリは、これまで2カ年におけるサキガケプロジェクトでの取り組みを通して、令和5年度に尾道市内の一部地区において、実際に農地所有者の利用意向を確認。「ニナタバ」上で見える化を行い、地域の農業の話し合いの促進にもつなげてきた。今後も耕作放棄地の増加対策に貢献することを目指す。ニナタバのサービス詳細はこちら。