2024年04月19日 16:07

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、インターンシップ・プログラムをベースとした無料オンラインイベント「WATCH 2024 : For a Sustainable Future(WATCH 2024)」を開催する。
2022年のスタート以来3回目となる今回は、初の試みとして英語字幕を制作。SDGsをテーマにした日本制作のドキュメンタリー作品に学生が英語字幕をつけ、オンライン上映を行う。さらに上映作品に関連した発表や、トークセッションの開催も予定している。
今回英語字幕をつけて上映する作品のひとつは、日本制作の「こころの通訳者たち~What a Wonderful World~」(2021年)。本作は、手話を目の見えない人に伝えるための音声ガイドづくりに挑戦した人々を追ったドキュメンタリー。舞台手話通訳者たちが奮闘する姿を映した映像に対し、目の見えない人に伝える音声ガイドを作ろうと試行錯誤する姿を記録した作品となる。
4月1日より経済産業省が定めた「改正障害者差別解消法」が実施され、映像に字幕・音声ガイドを付けることが義務化された。それに伴い、日本語字幕ガイド・音声ガイド制作に関する社会的な興味関心が高まっている。インターン生たちは本作の翻訳を通して語学力を磨くだけではなく、目が見えない・見えづらい人や耳が聞こえない・聞こえづらい人に対する理解を深め、より良い社会を作る方法を考えていく。イベントではこの他、短編ドキュメンタリー作品2本を上映予定。詳しくはこちら。