2024年04月16日 19:00

eWeLLは「AI訪問看護計画」を、訪問看護専用電子カルテ「iBow」に搭載。4月17日よりサービス提供を開始する。

在宅医療の重要な役割を担う訪問看護師は、厚生労働省によると2025年に13万人必要なところ、2022年で10万人と3万人不足。一方、訪問看護利用者数は2023年で110万人と10年前から4倍以上に増加。訪問看護は慢性的な看護師不足の中、多くの在宅療養者をケアしている。

訪問看護の業務は多岐に渡るが、なかでも毎月利用者毎に行う訪問看護計画書の作成は一定の経験を要し、作成に時間がかかる。この課題に対して、「AI訪問看護計画」は生成AIを用いてワンクリック・短時間で作成可能となるもの。

「AI訪問看護計画」では、ワンクリックでインターネット上の公開情報とiBow内のデータを分析した上で、生成AIのChatGPTにかけ、訪問看護計画書が自動作成される。人が計画書を作成する場合の所要時間は1件につき15分ほどだが、「AI訪問看護計画」はワンクリックで作成して確認。必要があれば修正するだけなので3分程度で完成する。厚生労働省によると訪問看護ステーションの平均利用者数は51人なので、1件12分短縮すると、年間で約120時間の削減となる。

本システムは訪問看護事業者であれば誰でも利用可能。2024年4月~9月の期間は無料で利用できる。詳しくはこちら