2024年04月12日 12:25

サイチ(SS SAICHI)、PLEN RoboticsとSGAItekは、画像解析による健康管理サービスの実現に向けて技術業務提携することに合意した。

提携の具体的内容は、PLEN Roboticsが開発したエッジAI搭載カメラ端末「PLEN Cube」にSGAItekの画像解析プログラム「FACARE」を連携。約8秒の顔の映像データから血管の変化を捉え、呼吸、心拍、血圧、血中酸素などの生理パラメータを測定するというもの。

「PLEN Cube」は7.4cmの立方体端末内にデジタルビデオ・カメラと顔認識、顔認証、音声認識、会話合成機能を搭載。サービス業の現場やバックオフィスのオペレーションの自動化、DXを行う。端末内で人工知能処理を行うため、通信に伴う遅延が少なく、顔認証サービスの定額使い放題等を実現した。一方「FACARE」は、血液中のヘモグロビンが緑色光を吸収する性質を利用し、画像解析により、血管の拡張及び収縮を計測するソフトウェアプログラム。「FACARE」は血圧、心拍数、発熱、血糖値、血中酸素など多様なバイタルサインを測定することが可能になる。

本サービスにより、非接触かつスピーディーな健康管理サービスのDXが可能となる。そして SS SAICHIの販売ネットワークにより実証実験を実施。本サービスは、健康経営企業・官庁・工場・運輸業・介護・建設現場など、さまざまな分野で利用されることを予想している。プロトタイプのデモ動画はこちら