2024年04月11日 19:03

JSOLとStockBase、室町商事は、備蓄品管理プラットフォーム「Musute(むすて)」を構築、4月より正式サービスを開始する。

災害の多い日本では、災害時に自社の従業員や施設利用者などを守るため、防災備蓄品の備えは今や当たり前となっている。一方で、種類ごとの消費期限の管理や商品の入れ替えなど、防災備蓄品の管理は人がエクセルなどで行っているケースが目立つ。その業務は煩雑で、備蓄品入替時には、大量廃棄によるフードロスの問題とともに、廃棄費用も発生している。食料を必要とする支援団体などに寄付を希望する企業は増えているものの、寄付先の選定や調整といったノウハウの欠如がネックになっているのも実情だ。

3社は、こうした課題を解消するべく備蓄品管理プラットフォーム「Musute」の正式サービスを開始する。これは、商品データの一元管理と情報共有を実現するソリューション「PlaPi」を活用し、新たに構築したもの。防災備蓄品の種類や個数、保管場所、賞味期限など必要項目を設定して一元管理を可能とする。賞味期限が近付くと、あらかじめ設定した時期に自動でアラートメールが送信され、余裕をもった入れ替え業務を実施することができる。また、「Musute」に登録された企業の備蓄状況を公開することで、支援団体は必要なものを必要な分だけ、必要な時に申し出て、寄付を受けることができる。さらに、寄付金控除で必要となる寄付証明書をシステム上で出力することも可能なため、企業の担当者にとっては業務の効率化にもつながる。

料金は月1万円から。

Musute