2024年04月10日 15:55

モリサワは2024年度の新書体として、同社初の和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを発表した。「DriveFlux(仮称)」は、バリアブルフォントとして新しくデザインされた、シンプルでシンメトリーな骨格と幾何学的なストロークで構成された和文書体。見出しなど、目を引きたいシーンに幅広く活躍する。

従来の静的なファミリー書体では、ウエイトや字幅ごとにフォントファイルが用意されてきた。しかし次世代のフォントフォーマットであるバリアブルフォントは、それらのフォントファイルを1つに集約し、軽量で柔軟なスタイル選択が可能となる。

そして、モリサワにとって初めてとなる今回のバリアブルフォントは、「Drive your Design. Drive your Typeface.」がコンセプト。可変機能を活かした多彩なデザインバリエーションを直感的かつシームレスに選択することができる。

太さを調節するWeight(ウエイト)軸。エレメントに流線型のカーブデザインを与えるSmoothness(スムースネス)軸。主に横画の太さを変化させるContrast(コントラスト)軸。さらに傾斜角を調節するSlant(スラント)軸。それぞれのデザイン軸を横断的かつ無段階に選択できるため、力強さやスピード感など、表現したいイメージを細部まで調整できる。詳しくはこちら