2024年04月08日 15:56

ヤンマーパワーテクノロジー(ヤンマーPT)は、舶用エンジンの主要部品である連接棒ボルトの締め付け状態を確認できる「タイトニングチェッカー」を自社製エンジンの調査を通して開発した。

日本における船舶の安全担保は、船舶安全法により船舶所有者に義務付けられている。しかしながら、ヤンマーPTとヤンマーエンジニアリング(ヤンマーE)では、販売後のエンジンの保全にはメーカーによるサポートが重要であると考え、AI/ICT技術を活用したエンジン保守支援サービス「SHIPSWEB」を活用して保全業務に貢献する取り組みを進めている。この「SHIPSWEB」と今回開発したタイトニングチェッカーを組み合わせ、エンジンデータに基づく性能診断と現場の状態確認を総合的に行うことで、エンジン状態のより包括的な管理を目指す。

「タイトニングチェッカー」の主な特長ポイントは、「エンジンの主要部品である連接棒の締め付け状態を見える化」「狭いエンジン内部での測定作業がしやすい片手で持てる測定プローブを独自設計(特許申請済み)」「重要部品の締め付け状態の管理をサポート(SHIPSWEB連携による遠隔でのデータ共有も可能)」。本機は4月10日から東京ビッグサイトで開催される「SEA JAPAN 2024」のヤンマーブースにて展示する。なお、販売はヤンマーEが行う。

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