2024年03月28日 14:55

シグニファイジャパンは、川崎競馬場の照明リニューアルに伴い、照明器具を一新したことによって最大約60%の省エネを実現した。

スポーツ施設用照明IoTプラットフォーム「Interact Sports(インタラクト スポーツ)」を導入。コース内の照明のムラをなくすことで、観客の照明体験やスポーツ中継の放送品質を向上させる。また馬場内の照明は施工前の1132台から819台に大幅な削減を行ったほか、LED照明導入による消費電力の低減により、最大約60%の省エネに貢献。

この度の設計では、可能な限り走行する競走馬やジョッキーに眩しさを感じさせないよう、各照明の照射方向は競走馬やジョッキーの視線を意識して、進行方向に直行しない計画で導入。さらに一般的には複数の照明で照度を確保するところを、シグニファイのこれまでの知見を集約した照明設計を活かし、単体の照明で照度を確保した。そのため照明器具数は必要最小限となり、照明のムラをなくすことができた。これによりコースが際立ち競走馬も美しく映え、観客の照明体験を高めると共にスポーツ中継の放送品質の向上にも貢献する。

加えて今回のリニューアルでは、柔軟な照明制御が可能になったことから、ライトショーなどの照明演出が可能になった。レース以外にもライトショーを交えたイベントが実施できるなど、従来の競馬場としてだけでなく幅広い層が利用できる施設へと、エンターテイメント機能の強化に寄与した。