2024年03月26日 15:21

ヴァル研究所は、教育機関で行っている通学証明書の発行に必要な通学経路の申請から承認までを電子化する、クラウドサービス「駅すぱあと 通学定期Web」の提供を開始した。
学生が通学定期券を購入するには、教育機関から発行された通学証明書の提出が必要だ。その一方で、教育機関で通学証明書を発行するには、職員が地図アプリ等を用いて生徒の最寄り駅を確認し、乗り換え案内アプリ等を用いて運賃、時間的に妥当な通学経路であるかを確認しなくてはならない。定期券を利用する学生が数千人に及ぶ大学などでは、この確認業務に膨大な手間と時間を要し、特に年度が変わる春の入学時期では業務負担が課題となっている。
そういった課題に対しヴァル研究所では、通勤費の管理業務をひとつのシステムで完結するクラウドサービス「駅すぱあと 通勤費Web」のノウハウと技術を活用し、新サービス「駅すぱあと 通学定期Web」をリリースした。「駅すぱあと 通学定期Web」は通学証明書の発行に必要な通学経路の申請と承認をWebで行うことができるクラウドサービス。学生は自宅などからオンライン上で申請が可能で、「駅すぱあと 通学定期Web」が申請された住所から自宅最寄り駅を特定し、大学最寄り駅までの最適な通学経路を探索する。加えて最短経路など規定の条件を満たしている場合には自動承認を行うので、通学経路のチェック業務に要していた作業工数が大幅に削減される。また、必要なデータをCSVファイルやAPIで出力でき、既存の証明書発行システムなどと連携することも可能だ。