2024年03月25日 15:06

KADOKAWAは、全国公開中の映画「流転の地球 ー太陽系脱出計画ー」の原作小説、劉慈欣(リウ・ツーシン)さんの「流浪地球」を、文芸WEBマガジンのカドブンにて全文無料試し読み公開する。期間は3月25日~4月7日まで。

劉慈欣さんは1963年生まれの中国人作家。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を書き始め、99年、中国のSF雑誌「科幻世界」でデビュー。銀河賞を連続して受賞し、「三体」が2008年に単行本として刊行後に大ブレイク。15年、ケン・リュウによる英語訳「三体」がアジアの作品として初めて、ヒューゴー賞長編部門を受賞、NetFlixでも映像化された。物語絵本に「火守」(KADOKAWA)がある。

本作は、第54回星雲賞受賞作の、中国大ヒット映画原作、SF短編集。「ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった…」。

タイトル作の「流浪地球」ほか、「ミクロ紀元」「呑食者」「呪い5・0」等を収録。定価1320円(税込)。「流浪地球」一気読み無料全文公開はこちら