2024年03月19日 19:53

坂巻製作所も掲載された「足立ブランド」の「足立ブランド認定企業紹介冊子」が、3月末日にリニューアルされる。リニューアルを記念して、「足立ブランド認定企業紹介冊子」を坂巻製作所から10名に送付する。送付依頼はこちら

白く輝く美しい銀食器や銀細工。銀製品には、西洋の高貴なものというイメージもあるが、実は日本でも古くから、金、銀、銅で鍛金が行われており、装飾品や武器の飾りなどに銀が使われてきた。現代も坂巻製作所では、江戸時代から銀細工の技法を受け継ぐ「銀師(しろがねし)」と呼ばれる職人が、その伝統を守り続けている。

坂巻製作所が得意とするのは、「銀盆」と呼ばれる銀でできたお盆。銀盆は、もともとは茶器などを載せる道具だったが、現在では国際的なスポーツ大会の賞杯としても使われている。この銀盆には、銀細工のあらゆる伝統技術が集結している。一枚の銀の板をハンドプレスし、その周りに細やかな銀の装飾を取り付け、さらに表面が滑らかになるよう美しく磨き上げる。どの工程にも高い技術が求められるため、現在、日本でも限られた銀師にしか銀盆を作ることはできないという。

坂巻製作所では、このような優れた伝統技術と銀のすばらしさを多くの人に知ってもらいたいと、日用品としてのおろし金や、「玉盃」と呼ばれるオリジナル酒器の制作にも取り組んでいる。「足立ブランド企業紹介動画」内では、製造過程も紹介中。視聴はこちら