THAは、社長と従業員の距離を近づけ、従業員が自走できるようにする最先端AIサービス「AI社長」をリリースした。

生成AIが情報検索の時間を大幅に削減する手段として期待されているが、ChatGPTのようなAIは現在、社内ドキュメントを参照しての回答生成が難しく、情報検索ツールとして十分機能していないという問題がある。また、経営者は限られた業務時間の中で戦略の策定、チームメンバーや外部ステークホルダーとのコミュニケーション、社内文化の醸成などさまざまな重要な決定を下す必要があるが、非定型業務が多いために業務の効率化が進まず、組織の自走に至っていないケースも多く見られる。このような状況を解決するために、同社は生成AI技術と社内ナレッジを融合させた、「AI社長」を開発した。

「AI社長」は、社長への従業員の依存状態を解消し、「自走する組織」を目指したAIだ。経営層の深い業務知識、価値観、そして社内の広範な情報を取り込み、AIに組み込むことで、従業員が日々直面する業務上の問題解決をサポートする。同社が開発した「AI社長」は、RAG（Retrieval-Augmented Generation）技術を駆使している。従来の生成AIが持つ知識の限界を打破し、外部のデータベースや社内文書から情報を検索・統合することで、より正確で有用な回答を生成することが可能だ。

THA